転職エージェントのつぶやき

転職の志望動機|例文に頼らず書く3つのコツ

履歴書には『志望動機』という欄があります。職務経歴書に書く場合もありますね。この『志望動機』にはどのようなことを書けばいいのでしょうか?他の求職者との差をつける方法はあるのでしょうか?

今回は、志望動機を考えるときの注意点と書くコツについて説明しましょう。

転職するための志望動機の注意点

転職に失敗する志望動機

  • 私もその一員になりたい...と入社が目的になっている志望動機
  • 共感した、魅力を感じた...と企業を褒めているだけになっている志望動機
  • もっともらしいことを書いてあるけど...どの企業にも当てはまる志望動機

こういう志望動機、実は結構多いんです。「私は絶対に書かない」って思ってる人も結果的にこういう志望動機になってたりします。

志望動機で例文を使うのは絶対NG!

インターネット上で「志望動機」について検索すると、多くの例文が出てきます。これを活用する手はないのですが、転用してしまうと人事担当者には分かってしまいます。人事担当者は「志望動機を読むプロ」です。何十人、何百人の求職者の志望動機を読んでいます。

志望動機は個々の状況によって変わり、同じ志望動機など存在しません。

逆に考えれば、じっくり考え抜いた志望動機は、人事担当者に伝わります。志望動機は書類選考の段階で、入社したい熱意を相手に伝えることのできるツールでもあるのです。

例文に頼らず転職の志望動機を書く3つのコツ

惹かれている理由を書く!

まず、求人企業に対して惹かれる理由を書きます。具体的には、企業に惹かれる理由、事業・ポジションに惹かれる理由を入れるのです。人事担当者は書類選考の過程で、「なぜうちの会社に転職・入社したいのか」「なぜこの事業を選んだのか」「なぜこの職種を志望するのか」という点を知りたいと考えています。

募集企業・職種でやりたいことを書く!

次に転職後に、その企業で何をしたいのかを書きます。いくら求人に対して惹かれていても、転職後のビジョンがしっかりとしていなければ、志望動機に説得力はありません。

現在の仕事では満たされない理由を入れることも大切です。しかし、ココで気をつけたいことがネガティブ要素を書かないことです。現職についての批判などは、人事担当者に悪影響を与えてしまいます。現在の状況を生かして、転職後にどうしていきたいのかを書きましょう。

転職後に活躍できる根拠を書く!

最後に転職後に活躍できる根拠を書きます。 『2』で書いた、「転職後のビジョン」について、実現できる根拠を書くのです。いくらやりたいことが明確で具体的でも、夢に終わってしまっては意味がありません。転職者が抱くビジョンが実現できるかどうかを、人事担当者は知りたいのです。逆に言えば、入社後に抱くビジョンが明確で、それを実現できる根拠もしっかりしている場合、かなりの高評価を得られることでしょう。

転職の志望動機のまとめ

転職活動における志望動機には、『企業・事業・ポジションに惹かれる理由+入社後に抱くビジョン+そのビジョンを実現できる根拠』を記載しましょう。そのように書くことで志望動機に説得力が芽生え、書類選考や面接を優位に進めることができるんですよー。ぜひ、参考にしてみてください。