転職エージェントのつぶやき

職場の嫌な人と付き合う5つの方法

「男は敷居を跨げば七人の敵あり」という故言があるように、昔から一歩、家を出て大勢のいる所にいけば、気の合わない人や自分に対して敵意を持っている人などと出会う事があったようです。

現代でもそれは同じこと。現代では男性に加えて女性も、社会に出て行けば色んな人と出会い、中には付き合うのが辛くなるような人と出会ったりしています。そんな人がいる場所が、ちょっとした集まりや趣味の場ならば、嫌な人がいるからと逃げる事も出来ますが、職場となるとそうもいきません。

では、職場で嫌な人とどううまく付き合っていったらいいのでしょうか? 職場で嫌な人とうまく付き合う方法を5つみていきましょう。

何故、その人が苦手なのか考えてみる。

自分がその人を嫌だと思う事には何らかの理由がある筈です。まずはその理由を見極めるのが大事になってきます。自分が何でその人が苦手なのか、苦手な理由を見つけてみるとおのずとその人との関係改善の為の方法が見えて来たりします。

その人の話し方が威圧的で上から目線の為、一緒にいると自分は萎縮してしまうために苦手なのか、それともその人は自慢話ばかりしていて一緒にいるとうんざりとしてしまうために嫌なのか、人当たりが良く要領がよいその人の側にいると自分がどうしようもなく駄目な人間に思えて、側にいたくないと感じるのか。

その人が苦手な理由と言うのは様々です。もし、苦手な理由が相手にだけでなく、自分の方の要因としてもあるようならば、それをどうにか克服していく事がその人との良い関係づくりに役立つ事でしょう。

その人の別の側面と付き合う

人は様々な顔を持っているものです。あなたも家での顔と職場の顔、友人の前での顔はそれぞれ別の顔をしている事でしょう。色々な側面を持つのが人間です。

あなたが嫌だと思っているその人にも様々な側面があります。あなたが職場でよく見ている側面以外の側面をその人は持っていて、その人の事を大事に思っている人だって存在するのです。苦手だと思ったら、その面ばかりを見ないことがとても大事になります。その人の別の側面に注目して、あなたが受け入れやすい側面で付き合っていく事をしてみてください。

仲間と共有する

それでも、どうしても嫌な人はいるもので、あなたが嫌だと思うぐらいの人ならば、その人の事をあまりよく思っていない人が他もいる可能性は高いでしょう。どうしても嫌な事が克服出来ないようならば、同じようにその人から嫌な目にあわされている人と一緒にその人の話をしてみましょう。

人間は自分だけが苦しんでいる、自分だけが悪いんだ、と考えて、その辛さを一人で抱えているとと苦しいものです。

同志を見つけて、その人達とその苦しみを共有する事で、自分だけが悪い訳ではない、あの人のそう言う部分に苦しんでいる人が他にもいるのだと感じられると、急に楽になる事があります。仲間を見つけて、こんな事で困っている、どうしたらよいか分からないなどと何人かで話し合う事で、一人では見つけられなかったその人との上手い付き合い方が見つかるかもしれません。

ただし、気をつけて欲しいのは、そう言った時にも陰口大会を開いてはいけないという事です。その人の悪い所を取り上げて非難するのでなく、自分の辛い気持ちや相手の苦しんでいる所などを共有して、分かち合っていく事が重要なのです。

嫌いでもよいと開き直る

小さい頃から「人と仲良くしなさい」「誰とでも仲良くしなきゃダメ」と育てられてきた人は多いと思います。そういう人は、嫌な人が出来ると自分を責める傾向にあります。「あの人とうまく出来ない自分が悪い」、「こんな風にあの人を悪く思ってしまうのは自分の心が狭いせいだ」などと必要以上に自分を責めて、そのせいでよりその人との関係に苦しむことがあります。

冒頭でもお伝えしたように、人にはどこにいったって苦手な人や嫌いな人がいるものです。誰かと合わない部分があるという事は、それはあなたがしっかりとしたあなた自身の個性を持っているという証拠でもあるのです。

嫌いな人は嫌いでもいいのだ。苦手だと思ってもしょうがないと自分のその人を苦手だと思う心を認めて受け入れてみて下さい。

距離を適度に保つ

最初から苦手意識を強く持って、相手を避ける事は賢明な判断ではありませんが、しばらく付き合ってみて色々な事を試してみたけれど、どうしてもこの人とはうまくやれないと感じてしまったならば、その人とは仲良くなる努力を止めて、上手く距離を置いて付き合っていく事をしてみて下さい。

顔を合わせる機会を減らしたり、間に人を挟んだりして、その人と直接接する機会を減らし、仕事後やプライベートな関係にはその人を立ち入らせないようにしてみるとよいと思います。

距離を置けば、案外付き合っていくのが楽になったりするものです。

まとめ

簡単にその人間関係から逃げられない職場だからこそ、その人とのうまい付き合い方を見つけて、なるべく負担が少なくなるように、その嫌な人と付き合っていけるとよいですね。