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意見を言えない人の原因3パターンと治す方法

あなたは人から意見を求められた時にはっきりと自分の意見を述べることができますか?

また、自分とは違った意見を持った人に自分の考えを示したり、無理だと思われるような提案にきちんと自分には無理だと思われることを相手に主張できるでしょうか?

社会人になっても、他の人に自分の意見を言えずに、他の人の意見に流されてしまったり、無理な提案も無理をして飲み込んでしまうような人がいます。

では、人に意見を言えない人は何故、意見できなくなってしまっているのでしょうか?今回はそんな人の心理とそれに対する対処法についてみていきたいと思います。

1.「自分の意見が分からない」から意見を言えない

周りの人に気を遣い、周りの人と上手くやっていきたいという気持ちが強いあまりに、いつでも人の気持ちや考えを優先させている人がいます。

そういった人は、周りの人に優しい人、気遣いの出来る人と思われていることが多く、一見、良好な人間関係を築けているような気がします。

でも実は本人が他人を優先しすぎて、自分の意見や感情をないがしろにしている場合が多いのです。

自分の意見や考えを二の次にして、他の人のことばかりを考えていると段々と自分の意見や考えが見えなくなります。

特に幼い頃から周りの人の表情を読んだり、空気を読んだりということを頻繁に行ってる人だと余計にその傾向が強くなります。

こういった人たちは、自分の意見を言えない以前に、自分の意見というものがなんなのか分からなくなっている状態になるのです。

自分の意見が分からない人の改善方法

あなたは、人の気持ちや考えを優先するあまり、いつも自分のことは二の次にしてしまっていないでしょうか?

そのことで自分の本当の気持ちや考えが見つからなくなっている場合には、まず、あなた本来のそういったものを浮かび上がらせて、明確にする必要があります。

周りの人のことを第一に考えることを一時的に止めて、まずは自分はどう思っているのかに焦点を当てていくのです。

これは最初はなかなか難しく、上手くいかないと感じることも多いでしょう。しかし、繰り返しやっていけば、徐々に自分の意見が見えてきます。

実は、自分の感情や考えを大事に出来てこそ、他人の感情や考えを大事にすることが出来るのです。この順番が逆になっている人は、まずは順番を本来の順番に戻してあげる必要があるのかもしれませんね。

2.「コミュニケーションを諦めている」から意見を言わない

人に自分の意見を言えない人は、人に意見をしたところでどうせ自分の意見は大事にされることはないだろうと考えています。

そのため、自分の意見をいくら言っても無駄だと考え、 最初から自分の意見などを言うのを止めてしまいます。

周りに合わせて賛同を繰り返していれば、とりあえずの問題は起こらずにその場はやり過ごせるし、わざわざ自分の意見を言って傷つくことはないと考えているのです。

こういった考えの裏側には、他人に対しての諦めがあります。

他人とはどうせ分かり合えないし、他人が自分のことを分かってくれることはないと考えているのです。

そのために無駄な努力をする必要はないと考え、自分の意見を言わなくなってしまっているのです。

コミュニケーションを諦めている人の改善方法

しかし、皮肉なことに、こういった人たちが自分の意見を他人に言わずにいればいるほどに、他人とのコミュニケーションはずれ、どんどん自分のことを他人が分かってくれないという状況が悪化していきます。

そのことで、さらにコミュニケーションをとることに面倒くささが生じて、自分の意見を言えない人は、より口を閉ざしてしまうということが起こります。

人は言葉でコミュニケーションをすることのできる生き物です。その言葉を放棄してしまったのでは、相手に何も伝えることはできません。

伝えたこと全てを相手が正確に受け取ってくれるわけではありませんが、伝えないことでよりその溝が深まることは確実です。

諦めれば、より理解されない。そのことを胸に刻んで、他人とのコミュニケーションをとる努力を諦めないで続けること。それが唯一の解決策になるのです。

3.「拒絶されるのが怖い」から意見を言えない

人に意見が出来ない人は、人に意見をして拒絶されることを恐れています。そのために最初から意見などしない方がいいと考えているのです。

人に意見をして、相手がその意見を飲み込んでくれるか、それとも拒絶するかは分かりません。

けれど、意見をしなくては、あなたの気持ちは相手に伝わらず、ないものとして扱われてしまいます。

拒絶されるのが怖い人の改善方法

あなたには人に意見を言う権利があり、そして、人の意見を受け入れない権利もあります。

それと同様に相手にも意見を言う権利があり、相手の意見を受け入れない権利があるのです。

そのような状況があるので、意見がぶつかり合うのは当然のことです。ぶつかりあった意見をどのように収束していくか。

これもお互いの意見を出し合わなくては、行うことが出来ません。

そういった人は、受け入れてもらえなくても当然だけれど、意見を出さなくては何も始まらない。そんな風に考えて、まずは自分の意見を述べることから始めてみるとよいでしょう。

まとめ

いかがでしたか?

人に意見がいえない人の心理には様々なものがありますが、人に意見をした経験が少ないというのは共通しているかもしれませんね。

まずは練習がてら身近な人から始めて、段々と人に意見がいえるようになっていけるといいですね。