転職エージェントのつぶやき

相手の本音を聞きだすテクニック7選

わたしは転職の支援をするため、日々多くのビジネスパーソンのカウンセリングをしていました。が、みなさんガードがガチガチでなかなか本音を見せてくれないんですよね。。

転職を支援するにあたって、知りたいのは、求職者の本当にやりたいこと、本当の転職動機などなど...相手の深い部分なのです。つまり本音です。

では今日は、その相手の本音を聞き出すテクニックを紹介しましょう。

かなり生々しいテクニックです。営業や交渉はもちろん、日々の社内コミュニケーションでも使えますので、必要に応じてぜひ実践してみてください。

相手の本音を聞きだすテクニック

お互いに腹の中を探りあい、相手の本音はなかなか聞き出せない...と悩んでいる方、こうした技術を使いましょう。

仕事から離れた場で会う

人は仕事モードで緊張していたり、気を張っていたりする時はなかなか本音を口にはしないものです。そのため、相手の本音を引き出したいと思ったら、仕事以外の場で相手と会うとよいでしょう。

食事に行ったり、飲みに行ったり。可能であれば、一緒にゴルフなどのレジャーを楽しむ事も有効です。そこまで離れられないのであれば、会議室以外の場所、喫煙所などでも効果があります。

仕事から離れた場所で会うことで、相手も気を緩めてあなたに接する事が出来ます。そのため、その場では普段口にしないような本音がついつい漏れてしまう事も。仕事の場ではなかなか聞きだし辛い本音は、仕事から離れた場所で聞きだしてみましょう。

リラックスした場を作る

人は周りに知らない人がいたり、ざわざわとしている場所など落ち着かない場所ではなかなか自分の心を開いたり、真剣な話をしたりというのがしにくいものです。

あなたが誰かの本音を引き出そうとしているのならば、まずはその人と話すときにリラックスした場を作りましょう。お酒を飲んだり、趣味の話をしたりなど相手の気が和むような事をするのも良いでしょう。

相手の気持ちを緩めて、リラックスした雰囲気を作ると自然に相手の心のガードも緩むものです。そんな時に上手に相手の本音を引き出して、聞きだすのです。

自分から本音を話す

返報性の原理というものを利用した方法です。返報性の原理とは、簡単に言ってしまえば、人は人に何かしてもらうと自分も同じように相手に何かして返したくなるという心理のことです。あなたに本音を聞きだしたい人がいるのならば、まずはあなたから心のうちを開いて、相手に自分の本音を伝えてみましょう。

あなたが自分の本音を相手に伝える事で、相手もあなたに本音を伝えなくてはいけないという気持ちになります。その気持を上手く利用して、相手の本音を聞きだすのです。

ミラーリング

本音をなかなか話さない人の中には、相手を警戒して自分の本音を出したがらない人がいます。そんな警戒を解く為にはミラーリングという方法が有効です。ミラーリングとは相手の動作や仕草などを真似したて、相手の共感を引き出すテクニックです。

鏡のように相手の行動を真似する事で、相手はあなたの事を自分に似ている人だという認識を持ちます。これは顕在的な意識ではなく、潜在的なものなので本人が認識していないものです。

ただ、このミラーリングという技術はあまりにも有名になり過ぎたため、やりすぎると相手にあなたの意図がばれてしまう可能性が高くなります。やる時はあくまでもさりげなく、回数もわざと過ぎない程度に留めておきましょう。

相手があなたの意図に気がつかず、段々とあなたに心を開いてきた様子ならば、その時が本音を聞きだすチャンスです。さりげない質問をしてみたり、話の流れをそちらへと向けてみたりして相手の本音を聞きだしましょう。

相手の言葉に同意を繰り返す

人は誰しも自分の敵だと思っている人に本音は話さないものです。相手から本音を話してもらうためには、あなたが相手の人の敵ではない事を示す必要があります。けれど、口ではいくらあなたの味方だといっても本当のところは分からないと相手は感じることでしょう。

相手の人にあなたが自分の味方であると言う事を分かってもらうためには、相手の言葉や話の内容などに同意を繰り返してください。あなたが相手の言葉や考えを肯定したり、賛同すると段々と相手の人はあなたに対する警戒を解いていきます。

あなたも自分の事を否定してくる人より、肯定してくれる人の方を信じたいと考えますよね。それと同じ心理を上手く使って、相手の本音を引き出すのです。

最初は簡単な質問から

あなたが相手の本音を引き出すために質問をしようとしているのならば、最初は応えるのが簡単な質問から相手にぶつけていく事をお勧めします。

簡単な質問とは「はい」「いいえ」で答えられたり、選択肢があらかじめ用意されているような質問です。

そういった質問に答えていくと段々と相手の質問に答えるというハードルが下がっていきます。質問に答えるハードルを下げた所であなたが本当に聞きたいことを相手に聞いてみてください。

相手を追い詰めない

本音を聞きだしたいからと言って、相手を問い詰めたり、質問を繰り返して追い詰めたりする事は、相手の反発にあうため、逆効果です。

相手の本音を聞きだしたいのなら、相手が話す気になるまでじっくりと待とうといった心の余裕が必要です。あなたが焦っているとその焦りは自然に相手に伝わり、相手もなかなか本音を出そうとはしてこないでしょう。

本音を聞きだすためには、あなたが無理やり聞きだすのではなく、相手が本音を話したいという気持ちにさせることがとても重要です。それは、相手が本音を話した後に無理やり本音を聞きだされたといった嫌な感じを持たないようにするためにもとても大切な事なのです。

いかがだったでしょうか? 相手の本音を引き出すテクニックを活用して、上手く相手の本音を引き出してみてください。