転職エージェントのつぶやき

メンタルの弱い社員のマネジメント5つのコツ

会社にはいろいろな社員がいますが、今回注目したいのはメンタルの弱い人!

打たれ弱くて怒られるとすぐに凹んでしまったり、些細なミスで落ち込んで次の日から会社に来られなくなってしまったり……。

メンタルが弱い=使えない、ではないですし、たとえデキない社員であったとしても解雇はできません。

メンタル面が弱い社員を上手くマネジメントしていくためにはどうしていったらよいか?マネジメントのポイントを紹介したいと思います。

メンタルの弱い社員のマネジメントのコツ

今回はメンタルの弱い社員を育てるコツを紹介します。

頭ごなしに叱らない

メンタルの弱い人は頭ごなしに叱られるということを極端に恐れています。相手が怒っているという事実だけで萎縮してしまい、ひどくショックを受けてしまうため、自分が何で怒られて、その後どうしていったらよいのかなどということまで考えが至りません。そのために、同じようなことで繰り返し怒られるということが起こってきます。

繰り返し怒られているうちに、メンタルの弱い人は怒っている相手のことを<怖い人><苦手な人>と認識し、その人から何を言われても怒られるのではないかとビクビクしてしまい、ろくに話を聞いていないという風になってしまったりします。つまり、悪循環に陥るんですよね。

そうならないためにも、メンタルの弱い人を頭ごなしに怒ったり、怒鳴りつけたりするのは止めましょう。他の社員になら通じる<痛い目を見させて反省させる>というのがなかなかうまくいかない、むしろ逆効果になるのがメンタルの弱い人の特徴です。

そのため、彼らのことを叱る時には、何が悪かったのか、どうすれば良かったのかを一緒に考えていくというやり方をしていくとよいのです。メンタルの弱い人はミスをしたり、怒られるような状況でも相手が冷静で問題の所在を一緒に考えてくれると思うと安心して、自分の失敗に取り組むことが出来ます。つまり、悪循環に陥らないので、結果としてミスが減っていくのです。

まずは叱られるようなことをしたら、自分で責任をとらなければならないというところから相手に教えていくつもりで声をかけてみてください。

本人と悪い部分を区別する

メンタルの弱い人は誰かに怒られると自分の人格全てを否定されたような気持ちになって落ち込んでしまいます。他の人にとっては、自分のしてしまった一つのことを怒られているような状況でも、メンタルの弱い人にとっては、自分の全てを否定されるようなことなのです。

そんな風に受け取られないように、メンタルの弱い人を指導する際には、本人の人格と本人の中にある良くない点を区別して話をするようにしてみてください。

「あなたのこういったところはよい所だけど、でも、こういったやり方は仕事をしていく上では不利に働きそうだ」というように個人の中に良い点と悪い点が共存していることを教え、その中の悪い点だけを改善していき、良い点は伸ばしていけばよいのだと伝えるのです。

これはなかなか根気のいる作業で、最初は区別して伝えたつもりでも本人が混同してしまって、一度は自分の全てを否定されたような反応をすることもあるとは思います。けれど、めげずにその方法を続けていけば、段々と本人の中にもその考えが浸透し、悪い部分を直そうという気になってくることでしょう。

自分もミスをしてみせる

メンタルの弱い人は周りの人は完ぺきで、自分ばかりが失敗して怒られてばかりいると考えがちです。その考えに縛られて、周りに合わせよう合わせようとして疲れ果ててしまったりします。けれど、ミスをしない人間はいません。ミスをしてもそのミスを次へと繋げていけたり、自分の中で大事な経験に出来ることが先への強さへと繋がるのです。

そう言ったことを教えるためにもわざと上の人が些細なミスをして、それを挽回するところを示してあげることも良いことでしょう。誰でもミスはするし、それが悪いわけではない。大事なのはその後だということを伝えて、ミスをしても萎縮せずに自分でそのミスの対処できるように育てていくのです。

同じぐらいの能力の人を側に置く

周りが出来る人ばかりだと、メンタルの弱い人は萎縮してしまい、自分だけが駄目なんだと言う気になりがちです。そうならないためにも同じぐらいの能力の人を側において、互いに切磋琢磨させて成長を促すという手があります。

いつも周りの人に支えられてばかり、フォローされてばかりという状況では、メンタルの弱い人はいつまでたっても誰かに助けてもらうことばかりで、自信がつけられずにいます。

そうならないためにも時には自分も相手の助けになれるといった人を側に置き、あえてサポートをさせてあげるとよいでしょう。誰かを助けてあげられるということは個人にとって大きな自信になるのです。

よいところは褒めていく

メンタルの弱い人は自分でなかなか自分のよいところを見つけることが出来ません。悪いところばかり目について、それに落ち込んでしまったりします。

そうならないためにも、よいところを見つけたら些細なことでも評価してあげると良いでしょう。良い所は伸ばし、悪い所は改善していくといったことを周りの人が意識的に行っていくと本人も段々と自分の扱いを覚えてくるようになります。

メンタルの弱い社員のマネジメントさいごに

いかがでしたか?

メンタルの弱い人を育てていくのは難しいですが、メンタルの弱い人の成長の為には、最初のうちは周りの人のサポートが大事で、徐々に自分で自分を支えられるようになってくるのが良さそうですね。