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うつ病の人との会話の注意点9つ

部下がうつ病になった、同僚がうつ病になった...周囲からみてメンタルが強い人、メンタルが弱い人に関係なく、うつ病になる時はなってしまいます。

そう、うつ病は他人事ではないのです。

うつ病だと診断されて、会社に来ていたり休んでいたりする人にどう接していいのか?皆さん、一度は悩むところだと思います。

存在を気にしていて、心配もしているけれど、本人になんと声をかけていいか分からず、何となくその人との関わりを避けてしまう。そんな人もいるかもしれ

ません。

うつ病の人とはどのように接し、どんな会話をしたらよいのでしょうか? 覚えておくと、いつの日か役立つ日がくるかもしれません。

うつ病の人との会話の注意点

否定的な事を言わない

あなたの側にうつ病の人がいるのならば、まずはその人を非難したり、評価したりするのを止めて下さい。うつ病の人は自分自身で自分の事を責めて苦しんでいる状態です。

そんな時に周りの人からも責められたらどうでしょう?

うつ病の人と接する時には否定的な態度を取らないように注意してください。

励ましは禁物

よくうつ病の人に話しかけるのに励ましは禁物だと言われていますが、これは何故なのでしょう?

うつ病になる人は自分に厳しい人が多く、自分に高いハードルを設定して頑張っています。

頑張って頑張って、頑張り過ぎて張りつめた糸が切れるようにうつ病になってしまう人が多いのです。

頑張り過ぎてしまう人にさらに頑張れという事ほど酷な事はないでしょう。

また、うつ病の人は周りに申し訳ないという気持ちを抱いてる事が多いです。病気になり、周りに迷惑をかけている事が重荷なのです。

そんな時に「頑張れ」と声をかけられるのは「早く病気を治して頑張ってくれ」と言う風に聞こえて辛いのです。

そのため、うつ病の人に頑張れという励ましは禁物なのです。

病気の事を聞いていいの?

うつ病の人は自分の病気を恥じていたりします。

病気になったことを自分の弱さと感じていることも多いので、病気についてあれこれと聞く事は避けた方が良いでしょう。

もし、あなたがその人の上に立つ立場の人ならば、病気について聞くことよりも仕事量は適量か、無理はしてないか、ちゃんと眠れているかなどを聞き、その点を気にしてあげるとよいと思います。

「大丈夫」、「まだやれる」を信じない

うつ病になる人は真面目で責任感が強い人が多いです。

そのため、自分が無理をしていても自分が無理をしている事を周りの人に知らせる事はしません。

むしろ、自分が無理をして周りの人が楽になるならば自分が少しぐらい無理をして頑張らなくてはと考えるような人です。

なので、うつ病の人の「大丈夫です。まだやれます」といった言葉を信じないでください。

本人はまだやりたい。まだ出来る、という気持ちがあるのですがその時点で黄色信号です。

うつ病の人に「大丈夫か?」と問いかけて、「大丈夫」と返ってきても大丈夫でない事も多い事を覚えておいてください。

期待をかけない

うつ病の人は人の期待に応えたいという気持ちが人一倍強い特徴があります。

そのため、うつ病に苦しんでいる時にはその人への期待を伝えるような事はなるべく避けて下さい。

「君なら出来る」「君しかこれは出来ないんだから」など普段ならモチベーションを高める声かけも、うつ病の人にはプレッシャーになり、病気を悪化させる危険性があります。

その人に早く良くなって欲しい、早く以前のように仕事をして欲しいという期待があっても、それも口に出すのは避けておいた方が良いでしょう。

趣味の話をする

うつ病の人との会話として適しているのが趣味や休日の楽しみの話です。

うつ病になる人は趣味や楽しみを持つのが苦手だったり、そう言った事に時間を割くのを悪い事だと考えがちです。

しかし、仕事以外の趣味や楽しみはとても重要な事です。仕事を忘れて没頭できることを持っているのはとても良い事なのです。

なので、雑談の機会があったら自分が最近はまっていることや楽しかったことや、その人との共通の趣味の話題などを話すといいでしょう。

無理に何かに誘わない

楽しい事を共有したりしようとするのは良いのですが、うつ病の人を無理に誘ったり、何かをするように強要したりするのは止めましょう。

うつ病の人は全体的に意欲が落ちている状態なので、何かをするにも人一倍の億劫さが伴います。

また、気分の落ち込みが激しいと何をしても楽しくないという状態にも陥るのです。

将来や先の事について話さない

うつ病では視野が狭くなっており、加えて何を考えても悪い方向に考えてしまったり、良くない事ばかり浮かんできたりと言う状態になっています。

そんな状態の為に、先の事や将来の事などについて聞かれても良いビジョンは浮かばない事が多いので、なるべく先の話はしない方が無難です。

現在の事やちょっと先にある事ぐらいで話の流れを止めておきましょう。

気を使い過ぎない。

うつ病の人が側にいるからと言って、常に会話に気をつけてその人を刺激しないように、とはしないでください。

むしろそう言った態度を取られると気を使われていると本人が恐縮してしまう可能性があります。

うつ病の人との会話の注意点さいごに...

うつ病の人と会話をする時には、本人を特別視しないで、頑張り過ぎないようにだけ注意してみておく。それぐらいのスタンスで接して下さい。