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接待マナー。最低限覚えておきたい礼儀作法9選

接待マナー。最低限覚えておきたい大事な礼儀作法4選 会社に所属して、出世の鍵となる重要な接待。 上司に気に入られ、お得意様に好印象を与えることは社内での貴方の印象を左右することにもなるでしょう。

加えて言うなら、仕事ができる人は接待上手とも言えます。 そこで、今回は飲食店を利用した際の接待においての細かいけれども知っておきたい礼儀作法についてお話をします。

最低限覚えておきたい接待マナー

席に座る時

お店について、目上の方を先に通し、席に座る際のこと、上座、下座を守れる人は意外に少ないものです。人の席順を役職や立場で決めることを席次と言います。 逆を言えば店内に入ってからのファーストタッチの席次の礼儀をわきまえておけば、一目置かれることもあるでしょう。

目上の方を上座に

上座、下座と聞くと難しいイメージはありませんか? ところがこの作法はあるイメージをすれば簡単に法則が身につくシンプルなものなのです。

イメージをするのは群雄割拠の戦国時代。 ここでいう上司、或いはお得意様は武将や客人です。 つまり、死なせてはいてない人ということ。 ではどうすればお守りができるのかというと、奥に座って頂くのです。 正確に言うのなら、通路に一番遠いところに座って頂くのです。即ち一番の上座とは一番奥の壁際です

一番の下座は手前の通路側

上座から順に目下となり、一番の下座は手前の通路側です。その位置であれば注文の受け答えもスムーズになります。目上の方にもお手数をかけずに食事とお話をお楽しみ頂けるでしょう。 大人数での交流会での人数配分のバランスや、お手洗いを利用されるのに頻繁にお立ちになる方への気遣いに、敢えて下座をお譲りすることもあるでしょう。しかし、基本を覚えておいて損することはありません。

乾杯をする時

なるべく多くの方と乾杯する

飲み物が揃ったら乾杯。席の距離もありますが、なるべく多くの方と乾杯をしておきたいものですね。 目上の方には特に改めた挨拶を兼ねて乾杯をしておきましょう。 そして、この乾杯にも作法があります。 これも簡単なものなので、実践がし易いと思います。

グラスを併せる際に、相手よりも低い位置に

グラスを併せる際に、相手よりも低い位置にグラスの口を持っていくこと。 これだけでちょっと拍子抜けではありますが、この作法は目前で行われるものなので、出来ていないと結構目立ちます。 簡単だからこそ見落とせない作法です。

瓶ビール、日本酒を注ぐ時

席替え等によって目上の方が隣にいらっしゃるときは顔を覚えて頂くいいチャンス。 印象を良くしておきたいですね。 もし、お飲みのものが瓶ビールや日本酒の入った徳利であれば、是非とも注ぎましょう。 注ぐ際に必ず注がれた相手は貴方を意識します。 ここで良い注ぎ方が出来たなら好印象間違いなし。

お酒が無くなりそうになっている時に注ぐ

グラスやお猪口のお酒が無くなりそうになっているのがベストのタイミングです。 最初に次のお酒も同じもので良いか確認を取り、違うものをお求めであれば今までのお酒は下げてしまっても良いかもしれません。 続けて同じお酒をご所望ならお注ぎしましょう。

両手で注ぐ

瓶ビール、徳利のどちらでも両手で注ぐのが基本。 利き手で持って、もう一つの手で下から支えれば、こぼす心配も少なくなるでしょう。 瓶ビールの場合は、ラベルを上にするとよいでしょう。 また、位置関係から手を反対にすることもあるかと思います。ここは臨機応変に対応してください。

グラスと瓶、お猪口と徳利をカチッと鳴らさない

お注ぎの際にグラスと瓶、お猪口と徳利をカチッと鳴らすことは良くありません。 音が鳴ることは極力避けましょう。

ビールは泡3:液体7

日本酒は注ぐのみですが、ビールは泡と液体のバランスが大切です。 理想は、泡が3なら液体が7と言われています。 個々人の好みもあるかとは思いますが、基本はこれを目指しましょう。

この分量にするには、瓶の斜度を徐々に緩やかして、液体よりも泡に意識をすることが大切です。 最初は多めに見える泡も、注ぎ終わりにはキメが細かく変わって少し減ります。 なので、注ぎ始めに泡と液体が4:6くらいに見えると、後が理想のビールになります。 美味しいお酒こそが、お話を弾ませて、貴方を好印象にしてくれますよ。

お帰りの時

最後はこれといった礼儀作法ではなく、お気遣いにあたるところ。お食事も終わり、お店を出る際に印象を良くする最後の一押しです。 お帰りの際の手配をしておきませんか?

帰宅の路線を事前に聞く、またはタクシーを呼ぶ

目上の方のお帰りでご利用になる電車の路線をお聞きして予め終電の時間を調べておく、またはタクシーを店前に呼んでおくのもいいでしょう。 終わり良ければ総て良し。 最後で手際の良さをアピールして、気持ちの良いお帰りをして頂きましょう。

最低限覚えておきたい接待マナーまとめ

如何でしょうか。 細かい礼儀作法とはいってもどれもが相手を思う気持ちの表し。 一番大切なものはその気持ちであるということですね。 誠意、思いをより鮮明に伝える為にも、小さなことからでも始めてみましょう。